仏教の世界観である「地獄」と「極楽」は、平安時代に「源信」が著した『往生要集』によって、具体的なイメージを与えられて、絵画や彫刻等の多彩な作品が生まれたと言われていますが、これだけ展示される事は無いと、見に行ってきました。
昔はよく、『悪い事をした人間は、地獄へ送られるぞ!』とか、『嘘をついたら、閻魔様に舌を抜かれるぞ!』等々、年配の方から、言われたものですが、今では、そう、諭してくれる大人は、少なくなったような気がします。まぁ、地獄や極楽へ行った人間は未だにいませんので、それを伝える事は難しくて、想像でしかないのですが、ちゃんと、人間の道を外す事が無い様に、子供や孫達に言い聞かせていたのだと思います(=`ェ´=;)ゞ
漫画の世界では、水木しげるの「鬼太郎」で、「地獄送り」と言うストーリーがあったのが、子供心に怖くて、今も記憶に残っています。芥川龍之介の「くもの糸」でも、「地獄」と「極楽」は、出てきます。生きているうちに、悪行の数々を行なってきた主人公カンダタは、たった一つの善行、一匹の蜘蛛の命を救った事のみで、お釈迦様より、救いの「蜘蛛の糸」を、頂けるのですが、本当に救いだったのか、それともお戯れだったのか、未だに私には謎です_s(・`ω´・;)ゞ .. ??
ただ、誰も見ていなくても、自分のことは自分が知っていますからね。自分の心に恥じない、真っ直ぐに生きていきたいと思います。《どの地獄も比べようも無いくらい、行きたくないっっと思うような「地獄絵」ですよ・・・((((;゜;Д;゜;)))) 》