誤嚥を防ぐ食事の介助にうなずき嚥下があります。
食べ物を飲み込む力の弱い人の食事介助には、うなずき嚥下が効果的です。
嚥下時には口腔内で形成された食塊が咽頭から食道に円滑に送り込まれる必要があります。しかし咽頭には食塊の残留しやすい場所が2ヵ所あり、今回はその1つの咽頭蓋谷にたまるのを防ぐ方法を説明します。
頸を後退させ重力によって咽頭蓋谷に残留した食塊を咽頭後壁に落とし、飲み込む瞬間に頭をやや上に上げてから大きく下に動かします。ごっくんと飲み込んだ後にハァと息を吐くと気管に食べ物が入らないように押し戻してくれます。
うなずき動作に似ていますね。