通常成人の唾液は、1日約1000~1500ml分泌されますが、唾液が慢性的に不足していくと、口腔内が常に乾燥した状態になることで、食べ物が飲み込みにくくなったり、舌が痛くなったり、味覚障害や会話が困難になったり、う蝕や口腔カンジタ症に罹患しやすくなったり、義歯の安定が悪く痛みが出ることもあります。 また高齢者の唾液分泌量は、20代の成人に比べで約7分の1に減少すると言われています。原因として、加齢による耳下腺、顎下腺、舌下腺などの低下や、病気、薬の副作用などがあげられます。