| 記事一覧
|
40. なかなか口を開けない人とくに女性の場合には、羞恥心も強くみられある意味当然の反応です。 口に手を入れられた時、噛む癖の人や手を持ってくる人、顔を反対に振る人もいますが、これは攻撃ではなく恐れの表れと考えてよいと思います。 このような場合、ゆっくり時間をかけて信頼関係を作っていくことが必要で、言葉でのコミュニケーションはもちろん、口以外の部分を触れたりすることでも徐々に心を開いてくださると思います。 どうか気長に接してください。 |  |
39. 口から食べて床ずれ予防 | 床ずれは噛むことが深く関係していることが分かってきました。 原因は老人の食べる量が減り、食欲がなくなってくることで全体の栄養が低下して、傷に対する抵抗力が落ちるのとにあるようです。 実際に血液中のアルゴミン量を計ってみると、通常の半分以下になっている人が多いようです。 可能な限り自分の口から食事をしっかり噛んで食べる習慣を元気なうちから作っておくことが大切です。 食べることは生きることに直結する行動なのです。 |
38. 老化は口から年をとると、食べる機能も徐々に衰えてきます。 例えば、 1. うまく噛めなくなった。 2. ご飯よりお粥や柔らかいものを食べたい。 3. 味が感じにくくなった。特に塩味・甘味など味が濃くなった。 4. 唾液の分泌が少なく、口が乾き食べにくくなった。 5. 水、お茶、お汁、薬などを飲むとむせる。 6. のどに食べ物が残った感じがする。 などの症状があります。 このような感覚が出てくるのは、自然な老化の初期症状と言っても過言ではありませんが、そういう時こそ逆に老化防止のチャンスであると考えたほうが良いのです。 老化の兆しが出てきたら、も少し頑張りなさいと自分自身のありがたい訴えだと思い、老化と戦い、もっと頑張ろうという気持ちになっていただければ良いと思います。 |  |
37. 唾液2 | 唾液ホルモンの1つにEGF(上皮成長因子)というホルモンがあります。このホルモンには、皮膚を若々しくする作用があり、それ以外にも血管・粘膜・臓器など細胞の増殖に関係することが分かっています。噛んで唾液を出すことが皮膚や粘膜を強くして、顔もツヤツヤになるということです。 歳をとったから、もう柔らかい食事!というのではなく、よく噛んで唾液をたくさん出して、大いに若返りましょう。 |
36. 唾液唾液は不老長寿の薬と言われています。 けれど、起きている時には、大体1分間にわずか0.3〜0.5mlほどしか出ませんし、寝ている時にはほとんど出ません。 それが、物を噛むときには、その5〜10倍出てきますし、口腔清掃などの歯ブラシなどで、弱い力で小刻みに歯や歯茎を刺激することでも唾液は出てきます。 そのような唾液の主な成分と役割は、
・ムチン・・・胃を保護し食べ物を飲み込みやすくする ・アミラーゼ・・・ご飯やパンを分解する酵素 ・リゾチウム・・・ばい菌の増殖を抑える ・ラクトフェリン・・・細菌の発育を抑制 ・IgA・・・免疫作用に関係する抗体 ・スタテリン・・・歯のなかに染み込んでいって歯を石灰化する
唾液は健康に欠かせない大切なものだと分かっていただけましたか。 あなたの唾液、一度チェックしてみて下さい。 |  |
| |