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50.舌苔や痰のとり方口腔内が乾燥し、固くこびりついた舌苔や痰はなかなか取り除くことができません。 無理にはがそうとすると、痛い上に出血したりしてかえって困ったことになることがあります。十分湿らせて柔らかくしてからスポンジブラシ等で取るようにしましょう。 湿らせる場合、スポンジブラシの水はできるだけ絞った状態で口の中へ持っていきます。水が垂れるような場合、誤嚥させてしまうことがあるので気をつけましょう。一気に全部取れなくても、昨日よりきれいだからいいか、というくらいよっくりとした気持ちで望みましょう。 また重曹を使用すると効果がありますよ。
※口腔ケア用語「歯垢」 デンタルプラークともいいます。歯に付着する有機質のことです。 主に口腔細菌からできていて、虫歯や歯周病のもとにまります。 |  |
49.磨くと血が出る人 | 歯周病による歯肉の炎症で出血する場合が多いですが、やわらかめの歯ブラシであまり強くこすらずに丁寧にブラッシングしてください。 一週間もすると出血も少なくなってくるはずです。 いつまでも出血したり、口の中がいつも真っ赤になっている場合は他の病気も考えられますから、歯科医師に相談してください。
※口腔ケア用語「歯周病」 歯垢によって起きる歯肉に限局した炎症です。正しい口腔清掃によって容易に治りますが、放置すると歯を支える骨が無くなっていきます。 |
48.口腔ケアをする場所立って移動できる方は、洗面所で行います。 気分転換になりますし、今から歯磨きをするんだという目的がはっきりしてきます。 車椅子で洗面所に入れない方は、テーブルで行いますが、足がブラブラしないようにしっかり固定できるようにしてください。 ベッド上で行う方は、できるだけ起座位で口腔ケアを行います。この場合も足底に毛布などを当ててしっかり固定してください。
※口腔ケア用語「クラスプ」について 部分床義歯を歯に固定するバネです。またバネのかかる歯は特に虫歯になりやすいので気をつけてください。折れていないか、動いていないか、緩くないか見てください。 |  |
47.口腔ケア口腔ケアとは、歯・舌・入れ歯などについた最近を少なくして、お口の機能訓練をすることです。 口腔粘膜への適度な刺激は、生活リズムを作り唾液分泌が増える事で口の汚れを洗い流し、唾液には抗菌作用もあるので口の臭いも少なくなり味覚も回復します。 また消化吸収が改善され、会話がスムーズになるため、機能訓練にもなります。 自分で出来るセルフケアと、専門家が行うプロフェッショナルケアの両方を行い、清潔で丈夫な口の状態で幸福な生活を送りましょう。 |  |
46.8020運動 | 8020運動とは、国や歯科医師会が、80歳になっても自分の歯を20本以上保持しようという運動で、8020達成者表彰を行っています。 豊楽園をはじめ清徳会では、特に口腔ケアに力を入れてもらっているので、入居者の方々も歯を失うことが少なくなり、口臭も少なくなってきています。 園内にも表彰される方々がみえることは、本当に嬉しい事です。 今後も、口腔内の健康を維持できるように、精一杯協力をしていきたいと考えています。 |
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